横浜生まれの大佛(おさらぎ)次郎は「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」などのほか大衆小説「鞍馬天狗」などで揺るぎない地位を築いた文豪。大佛次郎記念館は、社会党委員長となった当時の飛鳥田横浜市長が、政治家を目指したキッカケを作ったのは「パリ燃ゆ」を読んだことからということで、多くの人に作品にふれてもらい、後に続く人を育てたいと作家(個人)を顕彰する日本初の博物館を建てた。世代交代が進んだ今では「大佛」を読める人も少なくなり、入館者も減少したが、そのおかげで一日中豪華な調度品(少々古ぼけたが)に囲まれてイチャつきたいカップルには絶好の隠れ家的存在となっている。入館料200円は安い。
○みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩8分
○JR「桜木町駅」からバス・港の見える丘公園下車徒歩2分
 ※横浜山手西洋館散策の途中に立寄ろう
なで猫すればイイことあるぞ
〒231-0862 横浜市中区山手町113番地 TEL 045-622-5002

港の見える丘公園
ファッション写真の定番
エジプト猫がお出迎え
入口から堅苦しそう
いつも綺麗な生け花が
猫のセブンライト(犠牲・真実・力・美・生命・記憶・従順を表現)
外光はグラデーション
閲覧コーナー
展示ケース
文化勲章
豪華な調度品のサロン
パリ燃ゆコーナー
書斎兼寝室
寄書きノート
公園の景色が素晴らしい
和室の水遣り

喫  茶
 この辺り一帯は「山手地区景観風致保全要綱」があって良好な環境を保っている。特に建築物の規制や飲食店の営業には厳しい規制がかかっており、記念館併設の「霧笛」も喫茶が中心で食事は軽食のみとなる。この喫茶は外からだけではなく、館内からも出入りできるので1日滞在型カップルには便利だ。