金沢文庫からかなり山へ上がってくる 山の頂上一帯が動物園だ 急坂を上ったがまだ先にも坂が
やっと券売所だ。そこからはトンネル トンネル内では、自動演奏する動物人形の音楽隊が賑やかに迎えてくれる
動物園内の展望台からの眺めは、また一段と高見の位置になる。まわりはうっそうとした木々に囲まれる
トンネルを抜けると人口滝が流れる まずサイがうろうろ 次にキリンが遠くでポコポコ
オリの代わりにこれだけの堀がある 動物たちとの距離はこれくらい 子供の目線では見えない高さ
夜行性のコアラはとにかく寝ている。着実に繁殖が成功しているらしい ダチョウやバクは人を気にしない
お〜い。あんた誰? クロサイは装甲車のようだった 冷蔵庫にいる特別なヤギ
とにかく広いし、目が良くないと動物が遠くて見えないことも。入場者は少ないのでゆったり見学できる
とにかく野毛山動物園は、繁殖実績で国際的にも評価が高かった。だから、どうしても動物の生息環境に合わせた動物園で、いろいろな希少動物たちを繁殖してみたかったらしい。そこで、横浜市内でも比較的温暖で、山が深くて海も見渡せるこの金沢区釜利谷(かまりや)の高台に動物園をつくることにした。しかし、それが南部斎場(火葬場)とのセット計画だったから、新興住宅地の周辺住民は猛反発。そのため、南部斎場は進入路をまったく別にし、建設地も「みず木町」と別の町になった。もともと古くからの住民が斎場建設を反対しない訳ありの山だし、その山に多くの住宅が建ったために必要とされて計画された斎場なのに・・・。住民はさらにその勢いを借りて、猛獣がいて、糞尿の臭いのする「動物園反対」にまで発展した。そんな事情で植物園が併設され、草食動物ばかりになった金沢動物園も、日本最大級のズーラシアができた以上、今が見納めかもしれない。