公園内にある池は「本宿の大池」と呼ばれ、畠山重忠と合戦した北条時政の軍勢がこの池で炊き出しをしたと伝えられるほど歴史が古い。池の広さは6460平方m。昭和47年、周辺の林とともに「こども自然公園」として整備され、家畜などの小動物とコンタクトが楽しめるちびっこ動物園も併設された。池にある小島には弁財天が祀られていたが、台風で祠が倒壊し、池の傍らに遷座した。この祠は、天明の大飢饉で亡くなった大勢の人を供養するために建てたとか、猟師が鴨と誤って池の主の大蛇を撃ち殺したため禍を恐れて建てたとも言い伝えがある。桜が空を覆うほどの桜山では、バーベキュー施設(要予約)を借りて花見ができる。
池では、浮き釣りOK(投げ釣り厳禁)なので太公望多し。鴨や鷺など野鳥観賞にも最適
野球場も桜で囲まれる。柵越えならぬ桜越えは豪快だ
芝生はもちろん、雨天のための休憩所や多くのベンチが設置されている
ひょっとすると桜の本数では三ツ池よりも圧倒的なような気がする
万騎が原ちびっこ動物園
本当に小さい。動物園というよりも家畜展示場といった感じ。小動物とのコンタクトコーナーがあり、利用は無料。ただし、公園が無休なのに対し、動物園には休日があり、コンタクト時間も定時で決まっているので要注意。子供たちのはしゃぐ姿は無邪気なものの、いたって小動物に対しては残酷な接し方をみせる。見るに見かねて注意をすると、母親は「おじさんに叱られるから大切にしなさい」と子供にいう。「それじゃあ意味が違うんだよな」という顔をしたら、「何かあったら弁償すればいんでしょ!」と捨てぜりふを投げつけられた。この親にしてこの子あり。