撮影ポイント
少し遠くから眺めるとユニークな頭をした建物が見えるものの、横浜駅からどういくのか。アクセス方法がわかりにくいのが玉にキズ。住所も「神奈川区栄町」というと若い人にはわからないし、「ポートサイド」というとお年寄りにはわからない。京急のワキから第一京浜沿いに行くか、ポルタを通ってそごう左手の奥にある上り階段を行くか、又はそごうのペデストリアンデッキを裏手に回り、駐車場を横切るしか行く方法がなく、いずれも余り目立たない。京急神奈川駅からは、いくつも大きな道を横切らねばならない。つまり、今のところ陸の孤島的気分を味わえる場所なのだ。
語らいポイント(のぞいてみると、中は小さなベンチ。少々の雨でもOK)
そごうから眺めたポートサイド地区 そごうデパートのハズレに進入路あり 案内看板にはススキが生い茂っている
地区内の歩道には石がニョキリと立つ そごうから行くと必ず登る歩道橋 歩道橋から街の奥行きが見渡せる
さすが「アート&デザイン」摩訶不思議で幾何学的な設計とモニュメントにあふれている。中心部では人の気配や生活臭は感じられない
しかし、たとえ近代的な街を創造しても、その中で生活する人びとや、まわりの時代がかった家並みがある限り人間臭さは健在だった
バブル時にできたポートサイド公園は、建設中の仮称を「水際公園」といった。ウッドデッキもベンチも粗悪材でガタがきてる
今流行の邸宅ウェディングのためにつくられたアートグレイス・ポートサイドヴィラ。その目の前をシーバスが行き交う
商住混在の市街地や倉庫・工場街として、周辺の開発から取り残されていること、みなとみらい21地区へ至る都市計画道路の予定線があることを理由に、都市再開発法により複合市街地を建設。「アート&デザインの街」をコンセプトとして、デザインを重視した質の高い街づくりを展開しているという。約25.1haのうち住宅は約8.3ha(1800戸6500人)、公園は約3.4haを占める。1981年計画発表、1990年工事着手。1997年都市計画道路暫定開通。1999年ポートサイド(仮称:水際)公園完成。1965年計画発表、1983年工事着手した「みなとみらい21地区」のリトマス試験紙として比較してみると面白い。もともとあった市街地の名残を伝えるかのように地区外には密集して古さびた民家がひしめいている。