撮影ポイント 語らいポイント 孔子木の下でお弁当しよう
梅の咲く頃
赤門 北條紋・みつうろこ
仁王吽形 仁王門 仁王阿形
寺跡地 反橋から金堂 平橋から金堂
金堂 釈迦堂 鐘楼
梅の咲く頃、池に晴天を映す 新宮
金沢山から南東方を望む
北條実時墓 金沢山から北西方を望む
市内の梅の名所で満開の便りが伝えられるころ、ここ称名寺の梅はやっと蕾が割れようとする気配。鎌倉時代、金沢北條氏の拠点が置かれた場所だけあって、鎌倉同様、山懐に深く、谷戸地で日照時間も短く、気温も低めだからだ。まわりの木々もまだ冬の装い。背後の金沢山に登れば遠く房総の山々が見渡せる。
一門の墓 金沢山から金堂越しに海が見える
桜の咲く頃
赤門 参道 平橋と金堂
枝垂桜のある風景 青葉の楓
反橋 平橋 大銀杏と池
赤門から仁王門までの参道の脇に並ぶ桜もさることながら、金堂前のしだれ桜が見事だ。あとはどう絵にするかだけれど、結構むずかしい。しだれ桜は、ソメイヨシノなどの満開時期よりもほぼ1週間ずれて満開を迎える。花もはかなく、この時期特有の花嵐にでも遭えば1晩で散ってしまう。山椿も深紅の花を咲かせているので、散策をおすすめしたい。
北條貞時墓 点在する石仏
花菖蒲の咲く頃
赤門 庭園 石祠
地蔵 美女石 銀杏と蔓草
「花菖蒲がきれいだよ」というので出かけてみたが、やはり花というのは愛でる時期が難しいとつくづく思った。群生している景色を思い描いたのだけれど、促されて出かけたのでは、5割ほども開花を終えて萎れている姿を見せつけられることになってしまった。葉桜も、まわりの木々も若葉が萌えて、むせるような気を吐いている。
大銀杏 園児と孔子木
公孫樹の色づく頃
赤門 寺跡地 仁王門
仁王門から金堂 参道
反橋から金堂 新宮 公孫樹
池と金堂 落ち葉で遊ぶ子供 反橋と仁王門
黄葉の絨毯 平橋と反橋 孔子木
点在する石仏 北條貞時墓
いやはや紅葉の時期もタイミングがむずかしい。緑と赤茶のまだらに彩られる金沢山を背景に、黒瓦の金堂、朱塗りの橋、紺碧の空を映した青い池、遊ぶコサギは白が眩しい。そして、黄葉の公孫樹と地面に敷き詰められた黄色の落ち葉たち。一陣の風に舞う瞬間‥‥プランはできても、自然は予定どおり注文どおりに従ってはくれない。
コサギとカモ 大きなケヤキ
県立金沢文庫
http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
釈迦如来立像 十一面観音菩薩像
昔の隧道 北條時頼像 今の隧道
NHK大河ドラマ「北條時宗」の中で、ピーターが演じていた北條実時(1224〜1276)により金沢文庫が建てられ、中国や日本の貴重な書物・記録が納められた。鎌倉幕府が滅びた後も金沢北條氏の菩提寺「称名寺」が文庫を引き継ぎ、歴史的に紆余曲折はあったものの現在に至っている。金沢文庫は神奈川県が維持運営に努め、称名寺は国の指定史跡として保護され、市民憩いの場所となっている。
就職して歴史に興味を持ち始めてから、はじめて「金沢文庫」という存在を知った。横浜から横須賀にかけて、京急沿線の悪ガキどもは、「金沢文庫」は駅名か地名だと思っていたし、何よりも口の両側を指でひっぱって「カナハワフンコ」といわせる遊びコトバでしかなかった。
大河ドラマのおかげで「金沢文庫」を訪ねてくる人が増えたらしいけれど、駅舎のどこにあるんだろうと駅のまわりをグルグル探す人が絶えないらしい。駅から東に500mちょっとで着く。
北條実時像