30年前のまだ入社したてのピチピチ(ギラギラ?)していたころに、飲んでも背広を脱いだり、ネクタイをはずしたりしないという信念を持った、上司や先輩に連れられて来た店だ。ひょんなことから、後輩と野毛で飲もうということになり、スタンドバーでシメにしようと探していたら、未だに健在、営業していたことには、実に感慨もひとしおだった。ただし、店にとってみれば一見客だから、無愛想この上なし。こちらも作法は忘れてしまった。トリノオリンピックをテレビで見ながら、スポーツバーよろしく、しゃべっていたところ、なんとかコミュニケーションがとれてきた。積極的にお客を呼び込もうという気はなさそうだし、HPで紹介したと知れたらおこられそうだ。でも、居心地の良い店には違いない。ここには、昔の野毛が残っている。 |
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