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プレハブの小さな博物館 |
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下部の道路予定地から出土 |
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貝塚で生活年限を測る |
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木・石・鉄などいろいろ |
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土器もいろいろ |
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動物の骨もいろいろ |
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祭祀物もいろいろ |
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木製容器もいろいろ |
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半製品も多い |
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大きな板も多数 |
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柄つきの鉄斧 |
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松で編んだ篭 |
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「窓」と解説されているが「カイコ棚」のような気がする |
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絶滅種の動物の骨 |
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ト骨の解説 |
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歯槽膿漏のイノシシ |
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祭祀道具になった骨 |
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犬を飼っていたらしい |
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とにかくさまざまな道具を使っていた。また、ありとあらゆるものを食べていたらしい。人糞や獣糞の化石も出た。イノシシが歯槽膿漏になるのは飼育されて与えられた餌を食べ続けたせいらしい。魚やサメ、クジラ、鳥獣類などは雑多な形で骨が出土するのに、犬だけは1匹ごとに形状をとどめて骨が出土するのは食用ではなく愛玩用に飼っていたのかもしれないという。ところが、雑多に投げ込んだと思われる人骨が5300点約百人分出土した。うち110点に鋭い刃物などでつけられた切り傷や刺し傷(殺傷痕)のある骨があり、地層分布から約1800年前・弥生時代後期のものと見られ、魏志倭人伝や後漢書東夷伝にいう「倭国大乱」と同じ時期と重なり物議を醸している。 |
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多量の人骨 |
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鏃の刺さった骨 |
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刀キズがある脊椎 |
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手の骨にも刀キズが |
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出土した脳のレプリカ |
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ホルマリン漬けの脳 |
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カリエスになった脊椎 |
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人糞と獣糞 |
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人面軽石 |
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殺傷痕のある人骨は男女・子どもの別なく出てきているというが、甕棺や方形墓ではなく折り重なってバラバラの状態なのが謎である。環濠集落の周囲の一部に位置しているからあながち外部の人間ではない。埋葬状況からは同族ではなく奴隷的待遇の者と考えてはどうか?すると、輪の土玉は奴隷の識別と員数確認用に首に巻かせたものではないか?出土物に多く描かれるサメの絵は、この一族のトレードマークだとすると、因幡の白兎に出ているワニ族かもしれない。すると、ワニを騙して赤裸にされたウサギ族が関わり、住環境に適さない湿地に集落を営み、高い能力のために生産活動に隷従していたと仮定するなら、旧相屋神社のあった丘から神殿若しくは環濠集落が出土した場合、支配・被支配の位置関係が見えてくる。打ち捨て同然の人骨は反乱で鎮圧されたもので、ケガレ感から後に法華寺が建てられたとき、寺地に組み入れられたというのはどうだろう。考古学というよりも妄想癖だと怒られるかもしれないが・・・。ちなみに白兎神社・海岸は東方約10kmのところにあるのも興味深い。 |
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謎の土玉 |
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ヒノキの輪に通してある |
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勾玉の首飾り |
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サメ模様の土器 |
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サメの線画がある板 |
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扇状の平地に集落があった |
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まだまだ謎は多い。今後も出土品が増えるにつれ、驚くような事実が判明するだろう。窓枠→カイコ棚の件もそうだが、養蚕と絹織物に従事していたと考えると、謎の製品のいくつかは解決するに違いない。「腰掛けに刺さった犬歯」も昔の習俗で、歯を抜くと「下の歯は屋根上に、上の歯は床下に」とあり、たぶん腰掛けではなくて竪穴式住居の入り口の階段の下面に差し込んだものと考えるがいかがだろうか?
もっと謎に挑戦したい方は、http://www.aoishida.net/のホームページへ。 |
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