話が長いので詳しいことは専門サイト「白龍亭」をご覧いただきたい。端緒は室町時代の永享の乱。京の将軍と東国の武士を束ねる関東公方が争い、逃れた里見義実は安房で里見家を再興させるが、その際に処刑した玉梓の呪いにかかって、義実の娘・伏姫が飼い犬の八房と夫婦になり富山の洞窟で暮らす。姫の婚約者・金碗大輔が救出に向かい、八房を鉄砲で仕留めるが、伏姫も被弾。すでに仙童から八房の子を懐妊していると告げられていた伏姫は畜生の子を宿したことを恥じて自害する。そして、八個の珠が八犬士のもとへ飛び散っていく‥‥。
今年1月2・3日にTBS開局50周年として放映したから、角川映画以来の盛り上がりを見せたのかどうかわからないが、出かけたのが年末のせいか人影は疎らだった。JR内房線の岩井駅に案内所があるけど、非常にそっけない。富山町の文化財マップと観光案内パンフを手がかりに出発。駅前にある伏姫と八房の像を見たら、富山中学校を目指す。すぐ目の前に富山がそびえ立っている。正門を右に道をとり、こっちでいいのかなあ?と不安に思いながら、案内板もない車一台が通れるほどの簡易舗装路を山に向かってあがって行く。やがて広い駐車スペースの広がる伏姫籠穴の入り口にたどり着く。公衆トイレも完備しているのでハイキング向きといえる。
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