no.106 光太夫、小町に1回通う
随心院
地下鉄の駅はいずこもひっそりとして目立たない。 旧街道に面して大きな伽藍だったことが想像される。
花の色は〜の石碑。後ろ姿が美人の条件なのかな? 絵馬の願いも「きれい」とか「美人」とか。ま、いいか。
庭園は綺麗に手入れされていて落ち着いた風情。 小町井戸の水で写経ができる。
寺に訪れる人は思いのほか少ない。襖絵や仏像、庭など結構見応えがある。
ちょっと奥まった殺風景な部屋に老いた小野小町像と文張地蔵尊が置かれている。ひょっとすると・・・。
すぐ近くに小町の家があったといわれる化粧井戸。小さな階段を下りて手桶で汲み上げるようになっている。
深草少将が実を採った榧の大木。 少将の置いていった榧の実。本物かな?これ。
ちょっと歩いただけで少将の実が育ったという榧がある。
西浦の小町カヤ。かなりの大木でお参りする人もいる。 少将が転落した橋。行ってみると何の案内もない。
小町の塚があるという林は、淋しい道を進んでいく。 うっそうとした竹林。と思ったら近くまで住宅が迫っている。
小町に心寄せた人の文を埋めた文塚。 小町が葬られた小町塚。本当かどうかわからない。
醍醐寺
山門からぐるりとフェンスが張り巡らされている。
金堂は広い境内の中ほど。面白い配置だ。 どっしりとそびえる五重塔。建物に興味のない人が多い。
金堂の仏像。結構な作風だ。 真如三昧耶堂?の内部。宇宙観が漂う。
林泉と弁天堂。この辺りがスケッチ場所のメッカ。 弁天堂の橋から眺めた林泉。
南禅寺
南禅寺は団体旅行のおきまりコース。
地下鉄蹴上駅で降りると、インクラインのトンネル。 騎馬警官?も巡回している。
天下竜門と号す、日本三大門の一つで有名な山門。
石川五右衛門がうなったとおり絶景だ。 法堂の前には、今小町たちが騒がしい。
庭園が素晴らしい天授庵が楼上から望める。 山門の上、五鳳楼には宝冠釈迦座像が美しい。
お寺なのに、この辺りでうろうろする人が多い。
独特のアーチの水路閣は、絶好の撮影地だ。 水路閣の下は幾何学的で、絵としても面白い。
昔、この水路を遡ったような気がする。
南禅院の庭園。紅葉にはちょっと早すぎた。 時代劇ロケでよく使われる清涼殿へのジャリ道。
永観堂
紅葉がまだまだでもすごい人出だ。
多宝塔と本堂と橋と紅葉と。う〜ん色が今イチ。 秋晴れが広がっていたらどんな景色だろう。
見返り阿弥陀立像。すごい着想だと思う。 紅葉を撮っていたら舞妓さん現る。
本堂では仏教会青年僧なんとかで講演してた。 舞妓さんをパチリ。でも、おっさんのガードは固い。
醍醐寺吽形仁王像。眠いのにがんばってる感じ。 醍醐寺阿形仁王像。なぐったる〜って、でも痛くなさそう。
西浦の小町カヤの実。庭に蒔いたけど生えない。 ご存じ、祇園の一銭洋食。ビールがうまい。