<東 京>
★ パークハイアット東京 http://www.parkhyatttokyo.com
 ひょっとして東京で一番人気?のホテルといわれている。バブリーに建てた新宿・都庁舎の目の前にある、これまた斬新なシルエットの建物。余りに斬新過ぎ、迷路のような導線に、横浜から来たお上りさんは危うく迷子になりかけた。ニューヨークスタイルで統一しているとかで、サービスは紋切型の、客をお友達(おじさん・おばさんにはゾンザイとしか思えない)に見たてた応対。フロントもオフィスといった風情で、日本人のフロント嬢に「チェックインはどうすればいいのか」と尋ねたら、「そこに座って待っててください」という。その舌の根も乾かぬうちに「メイアイヘルプユー?」と例のフロント嬢がやってきた。日本語で応対していたのに英語で語り掛けるとは、おじさんをなめているとしか思えない。さて、メインダイニングの「ニューヨークグリル」は、バーの音楽と人のざわめきでウルサイ。料理はドンとのせて、葉っぱをむしって投げつけ盛り。禁煙席を予約で希望したのに、隣席にタバコを吸う人を座らせる無神経さ。だからニューヨークは嫌いなのだ。スタッフも客も「満員電車内で携帯電話を大声でかけるヤツ」ばかりと思って欲しい。
 最後に客室。アメリカナイズされているためかベッドやソファーも大きく、全体的な空間も広く感じる。特に浴室(浴槽)は広く、アールデコを思わせるデザインでまとめられ、その居心地の良さから長期滞在指向の方には最適なホテルだと思う。ただし、お値段(スタンダード1室4万2千円)も飛びぬけているから、庶民には手の届かないホテルであるともいえそうだ。富士山を思わせるような新宿副都心のビル群は、えてしてその中心に位置してみるとあっけない感じがする。冨士山も登ってみるとその姿が想像できないように、新宿副都心も距離を置いて眺めるほうがよいのかもしれない。

外観

エントランス

フロント

通路

眺望

眺望(昼)

客室

眺望(夕)


浴室

ニューヨークグリル

眺望(夜)

パン

前菜

スープ

魚料理

肉料理

デザート