<東 京>
★ リーガロイヤルホテル早稲田 http://www.rihga-waseda.co.jp
 おお、ワセダ〜の早稲田なのだ。昔、友人の代弁で早稲田大学へ行ったとき、高田馬場から歩いたなと思って、テクテクと道を東に歩き始めてみるとかなりの距離だった。当時は、やはり若かったから距離が短く感じたのだろう。西門から入って、大隈の銅像を横切り、大隈講堂に隣接する大隈庭園の向うにホテルの建物がそびえていた。ホテルの入口は大学とは反対側。ロビーに入るとシックなチーク調でまとめた重厚な印象だったが、壁にかけられた絵画や調度品をよく見るとコストはかけていないようだ。チェックインを済ませ、ベル係の人に「混んでますね」と声をかけると、「婚礼の関係で満室です」との答えが返ってきた。近畿日本ツーリストのWill Tourで手配したデラックスツインは、リビングと寝室で49平方m。朝食プランと組合せて1人17千円。部屋や浴槽は広く、明るくて空調もよくコントロールできてすこぶる快適だった。洗面が2つあるので女性向だが、トイレの扉がガラスなのでよっぽど気のあった人との利用を薦めたい。禁煙ルームの指定だったので10階の部屋の眺望はご覧の通り。さて、フレンチのレストランガーデンは予約すると大隈庭園が望めるテーブルになる。でも、夜はライトアップに力を入れていないせいか庭園は暗く、ただ全面ガラスからの冷気が足元へまとわりついた。料理はというと、これがフレンチかどうか判断に迷うメニューで、回転寿司のように好きな料理をチョイスする2皿コース、3皿コース、4皿コースと、シェフ前川のお薦めフルコースのいずれかとなる。で、フルコースにしてみると、フォアグラと里芋のテリーヌが前菜、オマール海老のスープ、金目鯛の蒸し煮と野菜ブイヨンスープ、グレープフルーツのグラニテ、特選佐賀牛フィレ肉の岩塩焼き野菜のコンソメスープ煮(9千円コースは仔羊)、ワゴンデザート、小菓子、コーヒーで12千円。はっきりいってチグハグな味だった。スープは南瓜でカレー味に茶筅で泡立てというメニューと違うものだったし、グラニテは酸っぱいのと苦いのとで口がサッパリというよりマッタリになった。魚・肉料理はスープ味(大阪出身のシェフ曰くシャブシャブのイメージにしたとか)で、味はピンボケだった。やはり、フレンチはソースで勝負しなければ敗北だと思う。翌朝は雪景色。朝も早くからガーデンラウンジを使って結婚式をしていた。花嫁は若くなかったものの、ウェデングドレスが雪に映えてまぶしかった。

入口

ロビー

結婚式

リビング

寝室

レストランガーデン

前菜

スープ

魚料理

グラニテ

フランベ

肉料理

デザート

記念デザート

朝食

眺望(昼)

眺望(夜・雪)

眺望(朝・雪景色)