<京 都>
● 京都ホテルオークラ http://www.kyotohotel.co.jp/oike/index_j.html 写真拡大
 クラッシックホテルの代表格だった京都ホテルが、大きな波紋を呼びながら約7年の歳月をかけて建て替えたホテル。今では京都駅に大きな建物ができ、市中にもビルが乱立して目立たなくはなったが、京都はじめての高層建築物として揉めに揉めた。当時は「京都ホテル宿泊の方は拝観拒否」という看板が、神社仏閣の至る所に立っていた。それだけに従業員には「なんとしてでも京都ホテルを守る」という気概みたいなものがあって、すこぶる対応がよかった。しかし、バブルの崩壊でリストラの嵐が吹き荒れ、経営権もホテルオークラに移ったためか、まったくどうしようもない雰囲気が漂っている。数少ない禁煙ルームを除けばタバコ臭いし、絨毯も汚れて薄暗くほこりっぽい。焦げ跡だってそのままだ。サービス員も専門学校出たての動作のぎこちない若者か、ガミガミ口調のただ謝ればことが済むと思っている古参ばかりが目立っている。帝国ホテルを思わせるような賑わいを見せたロビーも、春休みのかき入れ時にもかかわらず閑散としている。満室だというのだが、朝食会場も寂しげだし、第一に京都ことばを話すお客さんの姿をまったく見かけない。それが今の京都ホテルの正直な評価だと思う。

外観

外観(夜)

長州屋跡を示す石柱

入口

フロント

フロント

ロビー

レストコーナー

客室

客室

眺望(東山側)

東山眺望(夜)

東山眺望(朝)

眺望(西山側)

廊下

エレベーター前レストコーナー

吹抜け

朝食バイキング

バンケット朝食会場

朝食