ティファニーで昼食を B級グルメ・ランチスポットガイド lu081〜lu100

 lu081 / 1999.12 モハン (横浜市中区末広町1-1-2)
 モハンはポリシーを持ったインドレストランだが、店主は若い女性と見るやペラペラしゃべる単なるスケベなインド人にしか見えない。辛さは0〜5まで。0は「お子様でも食べれる」辛さ。普通は1のマイルドを頼むのだが、これだって結構ヒリヒリする。ベジタブルカレーは具が多く一番口当たりがいい。サラダ、フルーツチャットニー、ヨーグルト、ナン、ミルクティーが付く。ナンは大きくて美味い。インド風の装飾が食欲をそそる。(チキンカレー800円)
 lu082 / 1999.12 あかね (横浜市中区常盤町4-52)
 おいなり、おにぎり、炊き込みごはん、お新香、小鉢付のセットうどんが、ぶっかけ、きつね、月見、おかめ、カレー、かき揚天、釜揚げから選べる讃岐うどんの専門店という看板を見て飛び込んだ。すると値段も組合せ次第で高い安いがあり、おいなりは売切れ、おにぎりのみと聞き、ANDではなくORの間違いだとはがっかり。おまけに腰のないうどんのぶっかけには唖然。(ぶっかけうどん+おにぎりセット630円)
 lu083 / 1998.12 高田屋 (横浜市中区不老町1-2-1)
 天然利尻昆布と鰹が効いただしを使う「北前そば」が屋号の前振りに付く。もり・かけは500円。開店当初、セットに厚焼玉子が付いていたが、今はない。やはり、出前をしない蕎麦屋の経営は難しいのだろう。昼時のソバ屋はどこも込んでいるもの。しかし、ここは地下だけに目立たなのか込んでいない。生ソバを茹でるからソバらしさはまあまあだ。それぞれ工夫を凝らしている日替りセット680円やレディースセット580円は魅力メニュー。(天丼とソバ790円)
カレー丼とソバ690円もある。
 
 lu084 / 1999.12 ヨコハマセブン (横浜市中区末吉町2-3-14)
 外見も派手だし、内装もハデ。昔流行ったキャバレーを思わせる。店内はかなり広くゆったりとした時間が過ごせる。ウェイターを務める蝶ネクタイのオジサンと、カウンターの中で小指を立てながらコーヒーを入れているオジサンがいい雰囲気を作っている。定番メニューの梅風味ハンバーグは思いのほかよかった。食前に抹茶。食後にコーヒーとは実に気が利く店だ。(梅風味ハンバーグランチ800円)
 lu085 / 1999.12 寶龍 (横浜市西区)
 昔、脱税で捕まった吉村家がなんとか盛り返し、常連のお客を振り捨てて横浜駅西口に店を持ったというから、出かけたのだが行列ができていて入れなかった。そこでといってはなんだけど、サッポロラーメンを食べることにして寶龍へ入った。うす暗い店内ながら、お客で満員。これぞ本場のサッポロラーメンを標榜するだけのことはあると感心した。(ミソラーメン600円)
 lu086 / 2000.01 泉区役所食堂 (横浜市泉区)
 今から15年前、戸塚区から泉区と栄区が分区した。泉区役所は、元の中和田出張所にできたのだが、横浜のチベットといわれたぐらい交通の便の悪いところにあった。役所には食堂がつきもの。一時代前なら奥まった地下が相場。最近はデパートみたいに最上階の展望のよいところにある。久しぶりに行ったら、お客もまばらで、味や盛りも今イチになっていた。聞けば経営者とコックがかわったのだそうだ。(ポークジンジャー定食580円)
 lu087 / 2000.01 紅虎餃子房 (横浜市中区伊勢佐木町1-6-2)
 不二家の隣りに忽然と竜宮城の入口のようなものが出現た。ファミリーレストランだった2階が中華料理屋に変身したのだ。鍋敷きが置かれ、ジュージュー唸る餃子が鉄鍋に入って運ばれてくる。餃子は春巻のような姿だ。具に味が付いているのでタレをつける必要がない。食事の終わりごろ、女性にだけデザートが出る。見た目は杏仁豆腐なのだが、食べてみると、白はミルク味、黒はチョコ味で、食感はムースだった。しっかり洋菓子のデザートを出してくるところに、不二家の戦略を見たような気がした。(鉄鍋餃子定食819円)
 lu088 / 2000.01 三好埜 (横浜市中区伊勢佐木町1-5)
 伊勢佐木町の一等地といっていいところに建っている。イセブラがステータスだった時代からあったような雰囲気がある。甘味処のようで、ショーケースには着色料たっぷりの和菓子が並び、かといってタバコの陳列ケースが鎮座して、看板娘というには年輪がいっているおばさんがにらみをきかしている。店内は何でもありの食堂というワンダーランドな状態。定番の裏メニューは「ソーズやきそば」らしい。(マーボナス丼スープ付780円)
 lu089 / 2000.01 侍 (横浜市中区相生町1-18)
 他のランチメニューは、ねぎとろ丼、鉄火丼、まぐろ山かけ丼で4種。ねぎとろ丼は売り切れ。親子丼は、あらかじめ煮てある地鶏を使い、火の止め際に溶き玉子をさっと流し入れて三つ葉をパラリ、いたってシンプルで、鶏肉入り玉子ごはんといった感じ。玉ねぎの入っていないのは、ちょっと悲しい気がした。60年配の夫婦でやっている店だが、満席の客に応対するだけで手一杯になってしまうらしく、目立つように振る舞わないと忘れられたり飛ばされたりはザラだ。(地鶏・親子丼750円)
 lu090 / 2000.01 ビストロラカイユ (横浜市中区相生町2-32フジビル)
 この日のAランチ950円はスズキのソテーかハンバーグ。前菜にデザートが付くBランチは仔牛のローストだった。満席のうえに手際が悪い。オタオタやっていて、コックから罵声が飛ぶ昼メシ食うのも楽じゃない。おかげで、パンを頼んだのに、サービス係りはライスを持ってきた。前菜は合鴨、デザートは林檎のシャーベット。全体的に見た目も、味も悪くない。(Bランチ1100円)
 lu091 / 2000.01 スエヒロ (横浜市中区万代町1-1)
 教育文化センターの2階にある店だけあって、ほとんど巷の「文化人」のサロンと化している。世は生涯教育ばやりで、たっぷり年金をもらって生活している老人たちの寄り合い場所といってもいい。ランチメニューには、マリーンランチ850円、定食・ハヤシライス・ビーフカレー・スパゲティーはいずれも1050円、ミックスフライとなると1200円になる。コーヒーが付くので高いとはいわないが、ここに来る老人は高い年金をもらっていると思うと癪にさわる。(サーモンチリソーズ850円)
 lu092 / 2000.01 あぶり膳・銀杏 (横浜市中区常盤町3-22)
 はっきりいって焼肉屋だ。ランチには、焼肉定食、焼魚定食、フライ定食、サイコロハンバーグ定食があり、いずれも850円。親子3人でやっているのだが、実に息子の働きが悪く、できあがっていてもなかなか持って来ない。まちこがれているだけに、出てきたものの量の少なさ、よくいえばかわいらしさには心から拍手を送りたくなる。フライは一口サイズで計6個。サイコロハンバーグに至っては1.5センチ角が10個。サラリーマンをなめんなよ!(フライ定食850円)
 lu093 / 2000.01 来々軒 (横浜市中区末吉町二丁目)
 メニューは「伊勢佐木町杯出走馬」の見出しで、馬名に品書きがあり、その下には◎△などの予想・寸評があった。目立つ「オロチョン」を頼むと、「辛さは普通?」というので「ハイ」と答えた。出てきた代物は、赤い膜が張ったラーメン。ひとくちでヒリッときてむせた。別の客が「オロチョン2倍」という。「よくそんな辛いものを」と思ってメニューを見なおすと「2倍あなたでも大丈夫。4倍普通の辛さ。6倍熊もびっくり・・云々」と書いてある。私の「普通」は辛さ4倍だったのだ。(オロチョンラーメン700円)
 lu094 / 2000.01 えんさく亭 (横浜市中区相生町2-50)
 動きがキビキビして気持ちイイ。親方が若衆2人のやることに目配せしながら、無駄のない仕草でお茶を入れたり、膳の出し入れをする。昼=安い客にはぞんざいで、板場で平気にタバコを吸うなどという、よくありがちな割烹料理屋とは違った雰囲気がある。 量は女性向きといえそうだが「きっちり仕事をしていますよ」という繊細さが料理に見える。煮物はほんのりホコホコしている。味噌汁の味噌の合わせ具合が微妙なハーモニーを保つ。店の外観に特徴があって少々違和感がある。(松花堂弁当1050円)
 lu095 / 2000.01 コッコグラッソ (横浜市中区末広町1-2-10)
 関内駅前のシェーキーズ閉店の貼り紙を見ながら行った店は、その昔、伊勢佐木町にシウマイの「博雅」ありといわれた中華料理店の跡にできたイタリア料理店。パスタランチ850円。魚のランチ980円。ハンバーグランチ930円。ではちょっと近づけない店だ。おかわり自由のコーヒー・紅茶付とはいえ、呼び込みしてもお客はまばら。起死回生のシウマイランチ。たった3個なのだからご飯をお変わりしたいぐらい美味いシウマイにして欲しかった。(シウマイランチ997円)
 lu096 / 2000.02 チャートハウス (横浜市中区住吉町3-36)
 和竿屋が火事になり、半焼したままのボロアパートが目立つ路地に、特に意匠を凝らしている店がチャートハウス。店の前にあるデッキチェアやランタン、浮き輪などが目印。ランチは、他にレギュラーのハンバーガーやスパゲティーがある。今回は、上アジ(生食用)のフライタルタルソース、サラダ、パイン、ポテト&ライスセットだった。アジは小さいながら揚げたて3枚、生パイン2切れと、ポテトフライの盛りの良さに涙が出た。16席程度で満員。 ソフトドリンクは150円。(おすすめランチ500円)
チキンボールの大盛は、見ただけで胸焼けしそう。
 
 lu097 / 2000.02 ひらめや (横浜市中区本町6-52)
 間口の割には、めっぽう広いスペースを持っている。ひらめやという名だけあって、水槽には平目がモワモワしていた。 ちょっと早めの昼だったから、お客さんもボチボチという感じだが、セットのボリュームを考えると昼は混みそうだ。「かつそば定食」は、ヒレかロースのトンカツ、冷奴、小鉢、お新香、ご飯は麦入りメシで、そばは黒ソバが付く。黒ソバは、黒米・黒ゴマ・黒大豆・黒マツノミ・黒カリン、の5種が入っている健康食「黒五そば」というらしい。 味は悪くないから、一度お試しあれ!(かつ定食950円)
 lu098 / 2000.02 味奈登庵 (横浜市中区本町6-54)
 ひらめやの帰り、外にズラッと人が並んでいる。どんなに美味かろうと行ってみたら人影はまばらだった。あれ?おかしいなと思って聞き耳を立てていると、前の店長時代、売上げの計算がうまくいかなかったために自動販売機で食券を買ってもらうようにしたら、お客さんが慣れていないから大行列になってしまったと話していた。つまり単なる立ち食いソバ屋だった。かき揚げのごぼうと人参のスゴさには脱帽。トッピングボタンには自販機前でやはり立ち往生した。(かき揚げソバ450円)
 lu099 / 2000.02 数寄料理 一福 (横浜市中区相生町5-92)
 ランチはほかに、天丼1200円や穴子天丼1500円がある。しかし、ほとんどが限定15食の「昼御膳」目当て。この日の献立は、帆立御飯、聖護院蕪・肉詰めいなり、穴子柔煮、菠薐草(ほうれんそう)胡麻浸し、小鉢、味噌汁、香のもの。丹念に料理してある。聞くところによれば、板前さんは「お任せ」じゃないと料理しない偏屈人だとか、それにしては、満員の客を前に必死の形相で盛付や運びをしている。帆立御飯がおいしかったのでおかわりした。なくなると白飯になるので要注意!(昼御膳1000円)
 lu100 / 2000.02 花菱 (横浜市中区海岸通2-8)
 記念の100店目は、現在注目度no1の神奈川県警庁舎前の信号を渡った角の店。常時4〜5人は並んでいる人気の定食屋だ。一番人気としては、いずれも750円のアジフライかメンチカツ。他には、まぐろ刺身、刺身盛合(まぐろ+かつお)、銀むつ煮付なども人気。 塩サバは新鮮で脂のノリも丁度よく、出来上がりも早い。近隣のサラリーマン御用達の店だが、見るからに大柄な体格は警察の人らしく、概ねメンチカツ定食を頼んでいる。なんたってメンチのサイズが掌大で満腹は間違いない。(さばの塩焼定食790円)
リストに戻る続きを見る