ティファニーで昼食を B級グルメ・ランチスポットガイド lu101〜lu120

 lu101 / 2000.02 ラ・スタジオーネ (横浜市中区尾上町1-6)
 以前、注文は聞き違える、料理は出し違える、おまけにスローテンポのおじさんがいた。気短な人はそれきり利用しないが、ある人は「こんな人でも働けると思うと、自分を完璧に思える」といって「反面教師」や「癒し」のために利用していた。久しぶりに行くと、おじさんはリストラ。この日は、他に、Cツナのトマトソーススパゲティ、Dホタテとホウレン草のスパゲティ(ガーリック風味)で、なぜか「B」がなかった。サラダ、パン付。質量ともにハッキリいえば淋しい。(Aチキンソテーピザ職人風903円)
 lu102 / 2000.02 クックフェイス (横浜市中区羽衣町2-6-7)
 ここは昔、スタンドカフェのような店で、近くのパチンコ店の客が休憩する場所と化していた。だから店内は余り広くない。陳列棚に当時のハンバーガーのサンプルが並んでいる。「ラ・バーガー」とか「ホワイトベアー」等の名が付いていて面白い。メニューにはラーメンやチャーハン、天津丼などがある。塩ラーメンは、貼り紙によると、キャベツ・チャーシュー(B2)・チーズ(Ca)・コーンとカッコ書きでビタミン表示してあるからスゴイ!バレンタインデーにチョコが付く。コーヒー飲み放題。(タンメン600円)
 lu103 / 2000.02 ヘンリーアフリカ (横浜市中区伊勢佐木町1-6-2)>
 アメリカンパブレストランだそうだが、なぜ「アフリカ」なのか判らない。バッファローの頭の剥製と大きな象牙がぶら下がっているのも判らない。日替りランチは、曜日毎に決まっている。月・ミックスフライ、火・照焼きチキン、水・ハンバーグとカニクリームコロッケ、木・サーモンのクリームリゾット、金・豚バラ肉の生姜焼き、土・ハンバーグとカキフライ、日・木の子の和風スパゲティ。5種のソフトドリンクバーが飲み放題。相席をさせないから席が埋まれば即満席になるので要注意。(照焼きチキン682円)
 lu104 / 2000.02 スタア食堂 (横浜市中区常盤町1-4-2)
 「くぃねぇ、のみねぇ、寄ってきねぇ・・スタア食堂 熊」と墨痕も鮮やかな貼り紙で客寄せするスタア食堂は、アメリカンポップス全盛時代をほうふつさせる内装と、小道具がノスタルジックを演出。ランチは大きめの皿にハンバーグ、トマト、キャベツ、ナポリタン、型押ししたライスの端にハヤシが少しかかる。大ウーロン茶とともに、妙に軽いナイフとフォークで食べる。別の貼り紙に「生でも安心 栄養たっぷり 岩手産無菌卵だから美味い。スタアのオムライス」と書いてあった。(ハンバーグステーキ700円)
 lu105 / 2000.02 バール エスパニョール (横浜市中区相生町2-43-2)
 バールとは軽食堂のこと。ランチは3種類あり、Cの特製ハンバーグは常時ある。今回は「ローストチキンのあくま風タラトゥイエ添えと、海老と木の子の茶巾包みゴマ風味」という、やたらに長い名のランチにした。が、私の茶巾包みは、他の人のハンバーグ製作に気をとられて、オーブンの中でガン黒に焼けてしまった。おかげで一緒のチキンは皮がパリパリで香ばしかった。(今週のランチ700円)
 lu106 / 2000.02 木久ちゃんラーメン本店 (横浜市中区蓬莱町2-6-7)
 落語家・林家木久蔵がラーメン党党首などといってバブリーにつくった本店。という話しなのだが、店の人いわく、雇われだから仕方がないが、ラーメンで儲かるなら独り立ちしたい。でも、これがせいぜい…という。今どきのラーメン激化時代に実にシンプルな醤油ラーメンとどこにでもありがちなメニューで商売をしているのだから、嘆きもしよう。昼は小ライスとおかわり自由のコーヒー付。それって邪道?(ラーメン600円)
 lu107 / 2000.02 早乙女 (横浜市中区太田町2-30)
 殺風景な小さなビルの細い階段を登ると、意に反してこぎれいな店に入る。近隣のサラリーマンのいこいのお店としての地位をきっちりキープしている。昼は、肉豆腐、天重、天ぷら、刺身、まぐろ、はまちのラインナップだ。多くのお客さんは天ぷらか刺身を頼む。若い人は肉豆腐となるのだが、甘辛味の甘がちょっと多いので、糖尿病予備軍は敬遠したい。でも、若い人は甘い汁でご飯をおかわりしている。(肉豆腐定食750円)
 lu108 / 2000.02 カサ・デ・フジモリ (横浜市中区相生町1-25)
 一歩入ればスパニッシュである。とにかく昼時は混んでいる。今週のランチプレート850円、おすすめランチプレート800円、ビーフシチュー950円などがある。雰囲気のせいかもしれないが、美味しい。女の人と昼食をとるときなどに利用すると結構喜ばれたりするので要チェックだ。スープ、サラダ、パンが付き、パンかライスはおかわり自由。午後1時すぎに行くとコーヒーまたはデザートが付く。(牛ロースのソテーマジョルカ風、タスマニアサーモンとホウレン草のタルタル風850円)
 lu109 / 2000.03 山東水餃 (横浜市中区真砂町4-43)
 サントンスイチャオという名を見て、水餃子専門店と思ったのは感違いだった。本日のランチは、牛肉のナス炒め、肉野菜と春雨炒め、タンメン、タンタンメンの4種で、いずれも700円。タンタンメンは、辛味も丁度良く、量も程よく、スープも飲み干すぐらい美味かった。ランチには小ライスが付く。周りを見渡すと、牛肉のナス炒めを食べている人ばかり。盛りを見れば、なかなかのボリュームだから注文が偏るらしい。調理しているおじさんと、手伝う息子の間に中国語が飛び交う。(タンタンメン780円)
 lu110 / 2000.02 ふくちゃん (横浜市中区太田町2-27)
 午後1時を過ぎると始まる「ゆで玉子食べ放題」のサービスがいつのまにかなくなっていた。私の作戦では、あのふくちゃん特有のフワ〜ンとしたラーメンに、ゆで玉子を2個浮かべ、ニンニク、辛し味噌、高菜、紅生姜、モヤシ、メンマ、コーンといった7つの、トッピングを念入りに施し、微妙な彩りを分けながら麺をすすり、替玉(おかわりの麺のこと)して一気に平らげようと考えていた。博多ラーメンアイテムの替玉は100円。特徴的なメニューに、ちゃんぽん、皿うどん、ちまきがある。(博多ラーメン560円)
 lu111 / 2000.02 イサベラ (横浜市中区翁町1-3-18)
 こっち方面にまで来る人には、お決まりの店だ。それも決まってスパニッシュオムレツが定番なのだ。お皿にめいっぱいに詰まったふっくらオムレツは、毎日とはいかないが、忘れた頃に食べたくなるほどの逸品。殺風景なビルの奥に、こんなしぶい雰囲気の店と、白シャツに黒ズボンの今にもシェーカーを振りそうなおじさんのいるカウンター。丁寧に仕上げたオムレツと喫茶の手順を守るコーヒーがとてもいい味をハモッている。(ひき肉入りオムレツ1000円)
 lu112 / 2000.02 千惣 (横浜市中区住吉町1-2)
 弁当売ったり、惣菜売ったり、あふれかえるサラリーマンとOLで繁昌していた店。しかし、日本大通が流しの弁当屋天国と化し、ちょっと店先の広い食堂でさえも弁当を売るようになっては、今までどおりの商売はしていけないと考えたのか、他とは反対に食堂をオープンさせてランチを食べさせるようになった。ランチセットは3種あり、いずれも550円と安い。知られていないせいか空いていて、お茶もセルフでゆっくり食事ができるので穴場だ。(カルビ丼セット550円)
 lu113 / 2000.03 パブレストラン・ピー (横浜市中区吉田町5-4)
 タイ女性2人が片言の日本語を使うものの意味不明。バイキングメニューは、カレーヌア(牛カレー)、ムーパッキン(豚肉のショウガ炒め)、カニチャーハン、ガイヤーン(鳥のロースト)、野菜炒め、スープ、野菜サラダ、コーヒー、ウーロン茶。なかなか美味い。野菜サラダの隣りにとうがらしや、ニンニクの浮いた「ピキヌー」という独特の臭いのドレッシングがあった。店の名のとおり「ピー」になりそう。(タイ・バイキング650円)
 lu114 / 2000.03 和楽辺 (横浜市中区住吉町5-65)
 「ひるごはん、いわしツミレ汁、焼魚(イワシ、刀魚、カワハギ)、カボチャ煮物、酢ダコ盛合、ごはん付」という達筆貼り紙に惹かれて入ったのがいけなかった。丁度帰るお客さんと入れ替わったのだが、おカミさんと1対1になってしまった。料理の仕込みの話しや人との処世術などを延々と聞くハメに陥った。つまるところは、料亭で扱えなくなった材料を、魚屋が持ち込み、日保ちするような献立にし、組み合わせて昼に提供しているのだそうだ。(ひるごはん700円)
 lu115 / 2000.03 949海 (横浜市中区常盤町1-2)
 へい!よろこんで。の大庄チェーンの洋食を食べさせる店だとは知らなかった。表向きしゃれた小フランス料理風なのに、昼はアイデアランチ、夜は無国籍の居酒屋で勝負しているという。ランチメニューには、和のスペシャル、おたのしみ日替り、どんじる、若鶏チャーシュー丼、鮭二色丼、オムレツジャポネーゼなど、思わずうなってしまうラインナップになっている。ごはんおかわり自由。(トローリチーズのあつあつ鉄板焼ハンバーグランチ850円)
 lu116 / 2000.03 千山閣 (横浜市中区真砂町3-33セルテ)
 横浜中心部の焼肉店では、いま一番支店を出しているかもしれない。富士の溶岩の上で焼く、石焼きステーキの店・スエヒロだったのが、いつのまにか千山閣に変わっていた。重箱に入った整理のよさと、コンパクトながらもそこそこボリュームがあって、サラリーマンの懐具合を押さえた値段であるのが、支店を展開するほどの力を貯えたに違いない。それにしても、この重箱の中の食材と配置を考えたのはいったい誰なのだろうか。(カルビランチ950円)
 lu117 / 2000.03 味勝手流・一平太 (横浜市中区羽衣町3-63)
 「牛カレー・ゴロッとしたお肉が500円。厚さ1cmの本格カツカレーは…」と大書した黄色い垂れ幕にひかれて入ると、店の奥から出てきたのは、一見すもうとりの荒瀬かと見まごうばかりのマスターだった。ベイスターズファンなのかあちこちの写真が貼ってある。さて、カツは1cmあるといえばあるし、衣を含めて計ればそうかもねといえばいえる。ちょっとホカホカ系で量も多く、食べ終わる頃には額に汗がにじみ出た。(カツカレー750円)
 lu118 / 2000.03 禅 (横浜市中区尾上町3-44)
 メインが揚げ物や焼き物の「優膳」と、刺身に惣菜の「雅膳」がある。コンクリート打ち放しの内装は独特の空間を持っている。出てくる膳は、ひょうたん型で3段重ねになっている。それに吸い物とフルーツが付く。正直いって値段の割には料理に丁寧さが足りない。量も女性的なためか、お客さんのほとんどは女性だった。(雅膳・まぐろとカンパチの刺身1200円)
 lu119 / 2000.03 海彦 (横浜市中区尾上町5-69)
 赤船堂といえば、泣く子も喜ぶ薬屋。その地下から出てくるカップルを見かけたので潜入してみた。500円メニューは他に、中おち丼、イワシのタタキ丼、づけ鮪のとろろ丼、若鶏の唐揚げランチ、鮪のフィレカツランチ。カマトロの部分をカツにしてあるフィレカツは一番人気。竜田揚げは、見た目懐かしい学校給食でよく出た「クジラの竜田揚げ」。食感を思い出させるような、でも柔らかくジワッとくる味。いわゆる鮪の血合だが、生臭くなく美味かった。大吸物と小鉢、新香が付く。(鮪の竜田揚げランチ500円)
 lu120 / 2000.03 グリル桃山 (横浜市中区伊勢佐木町2-39)
 伊勢佐木町の浜銀をまがって、養成軒の隣にある。店構えは、伝統のグリルらしさを残している。1階は1人で食事する人が三々五々テーブルに座っている。連れ立って行くと、2階席へのご案内となる。ABCの3種類ランチがあり、大概Aランチの日替りを頼むようだが、私のおすすめはCランチのレバーソテーだ。よく血抜きされた大きめのレバーがほどよく焼かれて3枚。ベーコンがペロリと乗っている。なんといってもかかっているデミグラスソースが絶品だ。(レバーステーキベーコン添700円)
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