ティファニーで昼食を B級グルメ・ランチスポットガイド lu161〜lu180

 lu161 / 2000.10 フェスタ・ガーデン (横浜市中区新港二丁目1-1ワールドポーターズ)
 平日は閑古鳥が鳴いている新港埠頭のワールドポーターズに行列のできる店があるという。その店がここ。何たって着席ブッフェで90分間食べ放題なのだ。メニューは和洋中取り混ぜてあって、ピザあり、うどんあり、ぶたまんあり、飲み物もアルコール以外飲み放題。アイスクリームはハードとソフト、白玉あずき、杏仁豆腐にパイやケーキ。それはそれは至れり尽くせりのラインナップ。となれば、まわりはほとんど女性ばかり。早めか遅めが並ばずに入るコツ。(ランチバイキング1380円)
 
 lu162 / 2000.10 横浜市役所第3食堂 (横浜市中区港町1-1)
 一見、警備が厳重そうだが、食堂へ向う分には至って手薄だ。市議会棟の入口を入ってすぐ左の階段を降りると地下にある。店は、あの高級洋食店・山下町の「かをり」がやっている。ここの定番はオムライス。通はカニピラフで、常連は生姜焼きかチキンカツの定食を頼む。さて、普通のオムライスはよくあるタイプなのだが、大盛を頼むとその姿は一変し、皿から溢れんばかりに盛られたチキンライスが、玉子の薄皮に覆われて出てくる。添えたキャベツとポテトサラダはチキンライスに敷かれて窒息状態だ。(オムライス480円+大盛40円)
 lu163 / 2000.11 広島風お好み焼 きゃべつ (横浜市緑区中山町)
 きゃべつスペシャルは、ミックスお好み焼のこと。単品なら豚玉、えび玉、いか玉、野菜焼がある。スペシャルジャンボ麺ダブル1600円に一度チャレンジしたい。概ね2人前ほどのボリュームらしい。店構えは、外にベンチ、内はカウンターの学生さん御用達風。しかし、意に反して昼の顔ぶれは、近所の主婦、パチンコ途中のおじさん、裏地の派手な4つボタンを来たその道の方と、連れの金融取立業的スタイル&色眼鏡男などといったキャスティングが出揃った。(きゃべつスペシャルそば入り850円)
 
 lu164 / 2000.11 プティ ワン (横浜市中区真砂町3-33セルテ6F)
 エスカレーターを昇っていくと、呼込みの声がかかる。その声を振り払って、左に折れたところがプティ ワンだ。一見、オープンカフェのようにつくってあるが、テナントフロアの真ん中にあるから採光が暗い。ランチは何種類かある。スパゲティやグラタンやハンバーグといった洋皿にライスとスープがセットされている。ここの常連は、席数が多いので必ず座れることと、コーヒーが飲み放題になっていることに魅力を感じている。(日替りランチ〜牛肉細切り炒め+白身魚のフライ800円)
 lu165 / 2000.11 老饕 (横浜市中区真砂町2-12)
 店の名を読める人は通だ。音読みなら「ロウトウ」。辞書では「年寄りの食いしん坊」という意味になる。以前は、中華料理屋・一品香で、バブルな時代に流行った飲茶ブームを当て込み、屋台風に店舗改装し名も変えた。同時に定番のタンメンをやめた。その途端に客足が遠退き、数か月後、慌ててタンメンを復活させたが、店が変わったと思い込んだ客はほとんど戻ってきていない。lu005と系列店。仕込みが薄いせいか一品香の定番メニューがすべて揃っていないのが残念。ランチ麺類には小ライス付。(横浜タンメン700円)
 lu166 / 2000.11 蕎谷戸 (鎌倉市玉縄2-1-10)
 JR大船駅を観音様の方に降りる。岡本を過ぎた住宅街の一角にある。隣接した駐車場には車が隙間なく停まり、客足が絶えない。一見民家のようだが、取っ付きにはソバ打ち場が見え、戸口を入ると右と左奥に小上がりがあり、おばさま方の甲高い声が響く。家族経営なのか、手付きの覚束ないおじいさんが注文を取り、配膳と片付けにお嫁さんが駆けずり回る。人気メニュー・天せいろの天ぷらは、えび、きす、野菜4品。せいろが2枚。もちろん、ソバは手打ちだ。手抜きはいやなのだろうが、千客万来に仕事が荒れる。(天せいろ1300円)
 lu167 / 2000.11 茶寮 虎屋香里園 (町田市玉川学園7-5-1)
 小田急玉川学園駅は谷合いにある。線路に沿って商店街があり、急な斜面に住宅が建ち並ぶ。学生街と呼ぶには無理がある。食べるところも限られている。そのために、和菓子屋さんの2階の甘味処と思えばドッコイ、うどんやら五目ご飯やら、「フライ」という名のお好み焼まがいの食事セットまである。いったい中身は何?と聞かれるせいか、メニューにくどくどと解説があるが、かえってそれが客を意味不明にさせる。セットに付く甘味はダンゴだったり、生菓子だったり、ケーキだったり、その時の気分次第なので要注意。(サービスランチ800円)
 lu168 / 2000.11 おらがそば 一茶庵 (横浜市西区相鉄ジョイナス地下2階)
 繁華街での昼時は、ボリュームのある店に若者たちが並ぶので、気弱なおじさんは日本ソバのノレンをくぐる。店名に「おらがそば」というほどだから、一茶庵のソバは黒めでやや太い。だから、ソバの香りが強く、歯応えもある。他店ではあまり見かけない「えびとじそば」や「えび丼」が裏メニューといえる。えび丼は親子丼の鶏肉を小えびで仕上げたもの。セットにはアスパラ天をのせたソバと野菜サラダが付く。もりは570円。天せいろは1250円。手際の良さが急ぐ人にはうれしい。(えび丼セット980円)
 lu169 / 2000.11 パスタハウス カトレヤ (横浜市西区南幸1-10-1)
 「スパチャン」とは何か?メニューを見たときに心騒いでしまった。つまりは、長崎ちゃんぽんとも豚骨ラーメンとも違う、豚骨スープをベースにしたスープスパゲティのことなのだという。さて、見た目は長崎チャンポンで、やたらとキャベツがふんだんにのっている。スパゲティのストレート麺にスープがからまないため、スープの味が濃く、塩辛い。麺を食べてから、レンゲでスープをがぶ飲みしたら、やたらにヒリヒリとのどが乾いた。ただし、おみくじ付きなので女性客ばかり。いろんなスパチャンがあり、名古屋名物「あんかけスパゲティ」もある。(高菜とヘルシー野菜のスパチャン780円)
 lu170 / 2000.11 あみや (相模原市東林間)
 小田急江ノ島線東林間駅から小田急本線相模原駅まで歩いて行く途中、思いのほか距離がありそうなので立寄ったそば屋。ありがちな店で、タヌキの剥製やら、ちょうちんやら、そば代の移り変わり表などが壁にはってあり、のれんには大きく「そば・うどん」と染め抜かれている。だからといって、ざるそばはまずくなかったし、奇をてらって注文したちゃんぽんなべは、日本そばが入っているもののミスマッチの妙味で、体の真からポカポカになった。しかし、このそば屋がある通りには、「柴犬研究所」とか「しらみ研究所」とか得体の知れない民家があって興味深かった。(ピリ辛ちゃんぽんなべうどん豚骨キムチスープ950円)
 lu171 / 2000.11 さくら水産 (横浜市中区住吉町2-25)
 看板に「サービスランチ待ち時間0分。みそ汁のおいしいみせ」と書かれている。店内は70席は超えると思われるカウンターがうねっていて人がひしめき合っている。世は不景気なのだから仕方がない。もし、カウンターに座る人々を牛馬に重ね合わせると、飼葉をはむ厩舎のように見えてしまうが、値段が安いうえにライスお替り自由、味海苔、小梅、生玉子食べ放題という大サービス付では、混まない方が不思議になってしまう。日替りのほかに、まぐろ中おち定食990円、さばみそ煮定食650円などがある。夜は居酒屋だというので、試しに行ってみたところ、昼と同様に安く(魚肉ソーセージ1皿50円には笑えた)て混んでいるのだが、注文してからの待ち時間がめちゃ長くてホトホト閉口した。(日替り定食・さばの塩焼き500円)
 lu172 / 2000.12 インドのとなり (横浜市緑区白山一丁目)
 フランチャイズのカレーハウス。なぜ「インドのとなり」かというと、本来インドでは宗教上の理由から牛肉・豚肉を食べないので、隣りの国という訳。当然メニューには、ポーク、ビーフのほかトーフとネギや揚げ餃子カレーまである。辛さと盛りを選ぶのはありがちなのだが、6倍以上の辛さはインド政府の許可証がなければ出さないという。盛り方については、ネーミングが奮っている。普通盛より少ないのが「上品盛」。多いのは順に「大」「特大」「富士山」「エベレスト」「地球」「宇宙」「異次元」と呼ぶ。また、食い逃げ御免コーナーがあり、ライス1.3Kg、カレー700gの計2Kgを20分以内で食べるとタダになる。(地鶏カツカレー650円)
 lu173 / 2000.12 おもだかや (横浜市戸塚区戸恍ャ)
 元祖支那そば新潟おもだかや戸塚店と看板にある。主人に「新潟出身ですか?」と聞いたところ、脱サラで出した店だという。昆布と何種かの煮干でダシをとったスープは独特の風味。ランチは、支那そばに餃子3個と日替り御飯が付く。今回はチャーシューご飯だったが、毎日毎日日替り御飯を考えるのが悩みだとグチっていた。でも、これを楽しみに来てくれるお客さんが多いから仕方ないとも、笑いながら話してくれた。こだわりのネギ油ありというので、即頼んだら、半分ぐらい食べてから油を入れると違いが判ると注意を受けた。しかし、メニューにある「とろろ支那そば」って一体なに?(本日のランチ670円)
 lu174 / 2000.12 どんたく (横浜市中区真砂町3-33セルテ6階)
 店の出入が激しいセルテの飲食街で、しぶとく頑張っている。とんかつというのも、昔はごちそうだったけど、豚肉が安いせいか簡単に手に入るようになるとありがたみを感じなくなるのも悲しい人間のサガだ。さて、注文を受けてから運ばれるまでの早さが売りの店で、いくら待っても品が出てこない。おかしいなと思っていたらオーダーが通っていなかった。すると、野菜の煮物の小鉢が出るわ、3時のおやつのために仕舞っておいた最中をくれるわ、おばさんはかなり気を使ってくれた。キャベツの千切りが針のように細く、ご飯・味噌汁お替り自由がいい。注文のビフかつは、厚めで柔らかくジューシーだったが、いつもそうなのか不明。ロースかつ定900円、ヒレかつ定950円、チキンかつ定850円。(ビフかつ定食1000円)
 
 lu175 / 2000.12 びっくり寿司 (横浜市港北区大豆戸町589-1)
 私は知らなかったが、回転寿司ではかなり有名らしい。たまたま立寄ったのだが、ランチタイムを過ぎているにもかかわらず、滅法混んでいた。が、座ってみると合点がいった。にぎりよりも軍艦巻きが威勢良く並んで進んでいく。見れば、シャリよりも上にトッピングされているネタの方が多いのである。つまり、あふれているといった方がいい。最多価格帯の130円皿は、2ケ1皿で、まぐろ・はまち・いわし・むつ・さより・さけ・いか・たこ・青柳・ほっき貝・煮ほたて・海老・甘海老・数の子・刺身なす・とろネギ・いか黄金・いか千鳥・紅北海・かにサラダ・たらこ・明太サラダ・すじ子・カニッ子となっている。常時60品目以上をそろえ、100円皿でも6種ある。(いかサラダ100円)
 lu176 / 2000.12 ふるかわ (横浜市中区相生町2-35)
 私の記憶が正しければ、ここの主人はもと「千明」にいた人。だからメニューも千明と似ているし、セットの組合せも量もさして違わない。ただし、値段がいくらか安いことと、調理や盛合せ方がぞんざいな点がチェックポイントといえる。店へは一見クラブかバーといった感じの黒いドアを開けて入る。カウンターと小上がりがあり、いつも混んでいるものの回転が早いのでなんとか座れる。テーブルには、漬物と煮物が置いてあるのが粋な計らいだ。御飯と味噌汁はお替り自由となっているがボリュームの多さで満腹になってしまう。さしみ定食1000円、鯖みそ煮定食800円など。(天ぷら定食さしみ付1000円)
 
 lu177 / 2000.12 ポルカ (横浜市緑区十日市場町)
 場末の映画館か喫茶店、あるいは古ぼけたミルクホールを思わせる。夜行くと、街灯がわりに路上へ向けられたライトのまぶしさが一層の郷愁を感じさせて、店の角から赤木圭一郎が首にスカーフをたなびかせながら現れそうな雰囲気を醸し出している。入ってみれば、家庭用照明の妙な明るさのギャップに戸惑う。一押しはヒレカツ定食1200円らしいが、鳥唐揚げとカニコロッケ定食800円や焼魚と冷奴定食800円など、長い間、駅前食堂の重責を担ってきたラインナップで今も変わらず営業を続けている。キャベツの千切りの細さには庖丁の冴えを見せつけられた。(魚フライと山かけ定食850円)
 lu178 / 2000.12 リンガーハット (横浜市旭区鶴ケ峰)
 賛否はあろうがリンガーハットのちゃんぽんめんが好きだ。餃子のセットやおにぎりのセットに一時期凝ったことがある。ちゃんぽんの野菜に紛れたイカゲソやシバエビをつまんで食べる。ラーメンを食べ終わったときに浮かんだネギをレンゲで追いかけながらスープをすするあの感覚に似ている。以前から、餃子や皿洗いが半自動化されていることに感心したが、今度は野菜炒めやチャーハンまでタンクローリーのような鍋で自動的に炒められていたので唖然となった。たまには皿うどんも旨い。(長崎ちゃんぽん380円)
 
 lu179 / 2000.12 六國世喜 (横浜市中区真砂町3-32)
 ついにランチタイムの営業に踏み切った。長い間、何の店だろうと思っていたが、得体が知れないだけに夜は近寄らなかった。なんせ、このビルは六國世喜以外はすべてサラ金なのだから、うっかり出入しようものなら、金に困っていると噂が立ちかねない。さて、実態は無国籍料理の店。だから「ムコクセキ」なのだ。定番は、スープ付の石焼ビビンバ680円。思いのほか安い。ほかに石焼カルビクッパ750円などがある。今回の日替りは、ナスのひき肉ピリ辛炒めとミミンガ酢の物、一皿に御飯とともに出てくる。ともにスープとデザート付。伊勢佐木町通りにも店があるという。(日替り定食680円)
 lu180 / 2000.12 味萬 (横浜市金沢区六浦町4854)
 関東学院女子短大前に建っているが、すぐ隣りは横浜市立大学学生寮なので、メニューとボリュームからいって学生寮の賄い食堂といっても過言ではない。昼間は、釣り人、郵便配達員、工事作業員、トラック運転手などで混み合う。変わったメニューに、写真のもののほか、石松チャーハン、豚肉とニンニクの芽ラーメン、納豆入りラーメンなどがある。それにしても、もやしそばの隣りにサンマーメンと別に書かれているのが気がかり、その違いについて何か重大な秘密が隠されているのかもしれない。人気メニューは「大盛チャーハン(石松チャーハンではない)」と見た。(レバ炒めラーメン750円)
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