No.114
 赤い電車でお馴染みの京浜急行。JRとの競合路線で、早さと安さ、ストなしを金看板に、さまざまなこだわりで頑張る。ビュンビュン飛ばす快特や、乗換えずにいると抜かれっぱなしの各停、発車時にモーターがメロディを奏でる車両、新幹線と同じ広軌道など数え上げたらきりがない。できれば、旧平沼橋駅舎や日ノ出町のタイル柱など史跡保存も忘れないで欲しい。
 京浜急行の企画切符には、三浦半島1DAY・2DAYきっぷ、東京1DAYきっぷ、横浜1DAYきっぷなどがある。今回は、三浦半島1DAYきっぷで京浜急行の電車バスを乗り継ぎ、青春を過した場所を巡ってみた。
 横須賀市の中心・横須賀中央駅で下車。メインストリートは前回紹介したので、一気に山の手?龍本寺へ。「御祖師様」と呼ばれ、日蓮が洞穴「お穴さま」で修業し、道場を建てたところ。今は参拝者もまばら。ここから東京湾を見渡せる中央公園へ向かうのがマニアな行き方。中央公園は明治の頃から東京湾防衛のための砲台があったところで、夜景がいい。丘を下りて、一時期「○○名所」といわれた踏切を過ぎ、聖徳寺坂を横切り、県立大学駅へ。最近「安浦駅」を改称した。昔から安浦といえば特飲街の代名詞になっていたためだろう。そういえば、高校生の頃、夕方、駅前で「裸で抱き合っている写真、安くしとくよ」と声をかけるお兄ちゃんがいた。噂では相撲の写真だったというから笑える。各停で浦賀駅に終着、観音崎行のバスに乗る。
横須賀中央駅前
龍本寺参道
大滝町を望む
神社跡
公孫樹
本堂
奉納額
海軍航空隊追悼碑
横須賀中央駅を望む
掩蔽壕跡
中央公園展望所
中央公園から東京湾を望む。沖には猿島
在日米軍司令官像
平和モニュメント
小栗上野介像
京急電車
安浦踏切
朽ちた看板
聖徳寺坂
佐野病院
県立大学駅
堀ノ内駅ホーム
本線との分岐
浦賀駅終点
駅前
観音崎案内板
 走水に親戚がいたので、夏、よく遊びに行った。そのせいか、今も昔と変わらない穏やかさが素晴らしい。長者ヶ崎や荒崎の磯遊びもいいが、観音崎もいち押しだ。バスの本数も多いし、有料駐車場だってかなりある。昔は重油ボールがそこらじゅうにあった。今は、ずいぶんきれいになった。
 まず、灯台に登り、眼下を眺める。東京湾は狭いと言っても、奥行は遙か。この辺りにも、砲台や要塞など戦争時代の遺構が残っている。足場のこと、灯台の螺旋階段を思うと、ミニスカ、ハイヒールの人は磯遊び程度にとどめたい。初代ゴジラが上陸したという多々良浜で、バスの時刻を確かめて、のんびり海を眺めていると、子供の頃や、遠足、ハイク、デートとずいぶんお世話になった場所だなと感謝する。
観音崎海水浴場
道標
天草
石塔群
洞穴
工事中迂回
ニョキニョキ
灯台への道
灯台展望地
レンズ
階段
灯台からの眺め
観音崎灯台
観音崎は要塞だった
切通し
砲台跡
まむし注意
閉鎖されたトンネル
歩道ポールも灯台
遊歩道
懐かしいゴジラ
休憩ベンチ
多々良浜
海鵜
わかめ干し
お地蔵様
鴨居浜
 バスを新町で下車する。古い街並みを海へ抜けると、浦賀の渡しがある。御座船のような屋根の小舟が船首を桟橋に着けたら、飛び乗る。運賃は船長の前のお皿に入れる。3分程度の船旅。そこから久里浜行きのバスに乗り、再び電車に乗り換え、三浦海岸駅で下車。
 本当は、三崎口駅まで行って、三戸浜で夕陽を見るのがオススメコースになる。
狸の置物
吉田・佐久間相会処
浦賀の渡し
浦賀港、ボタンを押すと向こう岸からやってくる
自転車も乗る
操舵室
着岸
バスに乗る
京急久里浜駅
三浦海岸駅
三浦海岸海水浴場
何かあるかな?
 お決まりというものが、どこへ行ってもあるものだ。ご当地ナントカといって紹介されたり、無理矢理連れて行かれて食べさせられたり、お土産を渡されたりする。私的にお決まりのものをご紹介したい。
さいか屋お好み食堂
お子様ランチ
海軍カレー
横須賀ベーカリー
魔法の引き出し
調理パンが人気
ラーメン専門店・玉来
高嶋政伸も来た?
わんたんめん
甘味処・君ヶ瀬
店内
名物・小倉アイス
三笠焼
さいか屋まんじゅう
レトルト海軍カレー