ティファニーで昼食を B級グルメ・ランチスポットガイド lu001〜lu020

 lu001 / 1998.04 赤煉瓦 (横浜市中区万代町1-2-3)
 開店したのは昭和46年。「赤煉瓦」という屋号は、開店直前の内装ゴージャスな「倶楽部赤煉瓦」というステーキハウスが持ち主の都合でたまたま売りに出ているのを譲り受けたからとか。今でこそトンカツ専門のように見えるが、マスターは以前名古屋で板前修業をしていた。味噌カツも開店当時からのメニューで横浜では珍しく、自家製味噌ダレは自信作。アジフライ800円、コロッケ900円は定番人気メニュー。(味噌ロースかつ定食1000円)
 lu002 / 1998.08 秀吉 (横浜市中区花咲町1-30)
 アダムとイブ、海彦と山彦、ジュンとネネ、佑子と弥生〜庶民の居酒屋「秀吉」でもデロンとモジブという東南アジアコンビが異彩を放っていた。奥の板場にいるデロン君は刺身を手際よく切り盛りつけ、カニの味噌汁とご飯をつける。モジブ君は天麩羅を揚げて、茶碗蒸しを作る。「定食二個〜」と注文がでると、デロン君は「たつ〜」と「ふ」抜きで復唱。悲しいかなモジブ君は、指を立てて2やら3やら手信号。他に「秀吉」「ミニ丼」がありボリューム満点。(昼定食寿司650円)
 lu003 / 1998.10 どなん (横浜市港北区綱島西)
 最近は、インドだ。タイだ。イランだ。トルコだ。といろいろな国の料理にお目にかかれるようになったが、日本の郷土料理というと高級なものばかりで庶民的なものになかなか出会えない。代表的な沖縄料理・ゴーヤチャンプルーを求めてさ迷う事数日、綱島に「どなん」という店を見つけた。値が値だけにちょっと本土ナイズされていたが、懐かしのゴーヤがモヤシに抱きかかえられるようにシッカリ炒められていた。(チャンプルー定食850円)
 lu004 / 1999.03 角平 (横浜市西区平沼)
 角平といえばつけ天。つけ天といえば角平。というくらい横浜の通には馴染みがある。今ではどこの蕎麦屋にもある「つけ天」は、そもそも角平が元祖で、先代のおかみさんが戦後考案したそうだ。日本酒が日常の飲物として不動だったころ、うまい酒を飲むなら蕎麦屋だった。1本目では「玉子焼」か「板わさ」、2本目で「ぬき=天ぷらそばのそば抜き」を頼んだ。その「ぬき」に「もりそば」がついているのが「つけ天」だ。(ふつう盛つけ天1050円)
 lu005 / 1999.04 横濱一品香 (横浜市中区福富町仲通1-1)
 だれが決めたの?という批判的な態度はご法度。あの有名な野毛おでんから都橋方面に伸びる道路周辺を「横浜おいしんぼ横丁」というのだがご存知だろうか。バブルで地上げされる前、杉田屋とかがあった通りだ。で、昼めしを目当てに立ち寄ってみた。中でも有名銘柄の一品香に行った。曜日毎に日替りがAB二種ある。写真は、鶏肉炒めと半ラーメン・ライスに餃子付。さすがにボリュームも味も合格点。定番のタンメンは人気ナンバーワンだ。(B定食780円)
 lu006 / 1999.05 びすとろ遊季亭 (横浜市中区吉田町3-9)
 無国籍料理が売りだが、チーズを使ったイタリアンが多く、二種のきまぐれランチ、コーヒー付はお得。写真は若鶏のローストなすとチーズ重ね焼。いつも空いてて旨いのでグループの食事にはお奨めしたい。ただし、シェフ1人きりなので全員1種類に決めよう。ピンぼけに見えるが結構こだわった料理が出る。(きまぐれランチ700円)
 lu007 / 1999.05 濱新 (横浜市中区吉田町3-1)
 煮魚か焼き魚定食(この日は「むつ」)を頼む人が多い。写真は冷奴定食だが、旬の竹の子ご飯が付いてきて、筑前煮をつまみながら、その美味さにおかわりしてしまった。割烹料理屋だけに味は繊細。若い人には物足りないかもしれない。あと見逃せないないのが串天ぷら定食だ。ネタを串に刺す丁寧さが出来あがったときの食欲を増幅させてしまう。(冷奴定食850円)
 lu008 / 1999.05 レストラン玉川 (横浜市中区福富町仲通1-1)
 いわゆる昔風の洋食屋といえばいいのかな。熊の看板が目印になっている。ランチははっきりいって「給食」みたいで今イチ。大き目の1枚皿に、ライスが型押し、丸い形のハンバーグとポテトコロッケがのっている。スープ付と看板にあったが、デミタスカップに入った味噌汁には、思いっきりがっかりした。しかし、給食のおばさんと見間違えるような、割烹着と三角巾姿にはエールを送りたい。(日替りランチ620円)
 lu009 / 1999.05 長八 (横浜市中区吉田町2)
 入ってすぐ場末の居酒屋と直感した。内装やメニューの貼り紙からして、注文の一品々々をお客自ら食券を買うというイメージなのだ。ランチには、和・洋・中のほか刺身、生姜焼きなどがある。今日の「和」はカジキマグロ醤油焼。写真では小さく見えるが、かなり大きいのが3枚ものっている。日本名酒会の日本酒が所狭しと並んでいる。夜は1500円で飲み放題だそうだ。ちなみに中華は「海老シウマイ」だった。(和定食680円)
 lu010 / 1999.05 味豊 (横浜市中区不老町2-8-14)
 味豊には「うな重1050円」を食べにときどき行く。肝吸は別料金なので余り頼んだことがない。1番人気は「味豊定食1050円」だ。刺身と天ぷらの付く定食なのだが、茶碗蒸も付いて量的にちょうどいい。今日は残念ながら刺身しかなかった。宴会用の2階、3階のフロアまで使えるので、昼どきに混んでいて入れなかったことがない。数人で行くなら確実な店だ。(刺身定食850円)
 lu011 / 1999.05 吉兆 (横浜市港北区太尾町)
 昼抜きで仕事をしていて、大倉山のしゃれた商店街を歩いていたら、ラーメン半額の貼り紙が目に飛び込んできた。午後2時だったので、ここで食べるのも気が引けたが「半額」とあっては食べるしかあるまい。店内はそんなお客さんがポツポツ。出てきた塩ラーメンは結構しっかりしていたが、小ライスが欲しくなってしまった。スープもほどよく、一気に飲み干した。(塩ラーメン300円)
 lu012 / 1999.07 萩 (横浜市中区不老町1-4-13)
 日替りランチは「うな丼と焼うどん」なのだが、食べているお客さんの器を見ると、うな丼はセットごはんの上にちょこっと3切れ、焼うどんはうどんばかりが目につくものだった。そこで、悩んだ挙句「みそかつ」にした。コロッケサイズに叩いて伸ばした豚肉を中厚の衣で包み、いかにものそれだぞ〜といいたげなミソをヌヌ〜とかけた究極の一品。600円では文句も言えまいという力技の末、制限時間いっぱい判定負けといった感じ。(みそかつ定食600円)
 lu013 / 1999.07 萬里 (横浜市中区末広町2-4-3)
 夏は酢っぱいものを身体が欲しがる。萬里のすぶたは、長ねぎ、人参、胡瓜に脂身が適当な肉のコンビネーションがイイ。ランチ時は野菜玉子スープが付くので実にお得だ。それに590円に外税では619.5円だが、切捨てで、610円となる心いきがうれしい。しかし、ここの名物は餃子。夜、餃子をツマミに生ビールというのが定番。横浜のビジネスマンなら知っておきたい。(すぶた定食590円)
 lu014 / 1999.07 津和野 (横浜市中区不老町1-6-13)
 「萩」といえば「津和野」を忘れちゃいけない。600円の定食は、比較的まともなものから品切れになる。今回、遅く行ったから「とり酢ぶた」と「うどん」しかなかった。そこで酢ぶただが、玉ねぎ、きゅうり、竹の子、「とり」が具だった。しかし「とり」は曲者だった。ミートボールなのだ。それもおでんの具にするミートボール!はっきりいって魚肉だと思ってしまう。でも、しじみの味噌汁付は表彰状もの。夜のメニューは一見の価値あり。(とり酢ぶた定食600円)
 lu015 / 1999.07 中国食堂 (横浜市中区相生町1)
 屋台村風の店内では、従業員同士で中国語が飛び交う。冷しジャージャーメンに非常に心ひかれたが「じゃがいもとピーマンの豚肉炒め」にした。ご覧のようにじゃがいもばかりで実にヘルシー。調理人を見ていると、味見なのか食べているのかが判らないくらい料理を口にしている。きっと量を調節しているのだといいきかせて、量が少なくなったランチを食べた。すると、1時近かったせいか掃除をはじめだした。食べている人の足元をモップでゴシゴシ・・さすが本場中国の食堂作法を体験できて、気分はファーイースト。(日替り定食630円)
 lu016 / 1999.07 米代 (横浜市中区不老町2-10)
 名前のとおり、秋田の能代出身のご主人がやっている店。昔は庶民の味方だったのだが、新装してバブリーになったので敬遠するようになった。品の良さそうな奥さんが切り盛りしていたが、久しぶりに行くといない。店を新装させて一挙に値上げし、質を下げて不評を買った道楽息子もいなかった。当然、店の人は暇そうだった。注文した定食を見ながら、昔はタラコやハタハタなど能代特産のものが2・3品ついていたっけなぁ〜と懐かしんでしまった。(さば塩焼き定食700円)
 lu017 / 1999.07 りらっくす (横浜市中区常盤町3-34)
 入るとすぐ、牛乳スタンドを思わせるたたずまいに少々ひるむ。常連さんは「横浜カレー380円」を食べている。日替りを頼むリッチなサラリーマンがいないためか、出来るまで時間がかかった。常連さんの食べている背中に哀愁がただよう。「日本一気楽なお店、絶対に損させません」が店のキャッチフレーズ。コーヒーは、ランチとセットで頼むと100円になる。不景気な割に、社員食堂は貧乏臭くていやだ!といって、1000円前後のお昼を食べる人がいるのは不思議。(日替り定食650円)
 lu018 / 1999.07 木更津 (横浜市中区不老町2-10)
 結構まずいと評判のソバ屋のあとに居抜きでソバ屋ができた。ソバは更級系で細く白っぽい。よくランチになるザルと親子丼のセットは、なかなかいいバランスを保っていると思うのだが、ソバ通にいわせると「まだまだ修行が足らん」らしい。しかし、以前に比べれば客足も順調だから、いいソバ屋に育つと願っている。(本日のランチ800円)
 lu019 / 1999.08 庄や (横浜市中区伊勢佐木町2)
 「ヘーイ、喜んで!」と聞いて「庄や」を思い浮かべる人は、かなりの居酒屋フリーク。今は昔、ある店の開店記念セールに仲間と毎日飲みに通った。「舟盛半額」で、初日、2日目、3日目と舟盛りの刺身の活きが悪くなっていくのを、目の当たりにしつつ、記念特価最終日には、頼んだものの箸をつけずに残してしまった。でも、今回のうな丼は大丈夫。身は少ないものの、たっぷりかかったタレで完食達成。どのランチにもセルフの飲み放題コーヒーがあり、なかなかの優れものだ。(うな丼700円)
 lu020 / 1999.08 佐久良屋 (横浜市中区常盤町3-22)
 これは安そうだ!と思って入ったのが間違いだった。カウンターには昼間からビールの大瓶を2本も飲んでいるビジネスマン。メニューといえば、サバとサンマしかない。看板(各種定食500円から)に偽りあり、焼魚が得意だけにサバを読まれた。「健康記録で写真を撮っている」といったら、隣のおじさんが「肝臓は大事にしなきゃ」といいながらビールを飲み干して出ていった。「あの人みたいに顔が黒っぽくなったら、終わりだよ」と店のおばさんはいった。(塩サバ定食750円)
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